ゴルフを始めて3ヶ月。
お気に入りのゴルフウエアに身を包み、無事にラウンドデビューを果たし、次の目標はしぜんとゴ
ルフの腕を上げることになりますよね。
上手な方のスイング、憧れのシングルスコア、少しでも理想のゴルファーに近づくため、ゴルフ初心者が
短期間で上達する方法をお伝えします。
上達の近道はズバリ!正しいスイングを身につけてコツコツ毎日練習することです。
「あぁ、そんなのわかってるよ。」と思われているあなたに、持続効果のある練習法をお伝えします。
スクール編 初心者こそプロコーチに習って正しいスイングを身につける
ゴルフが上手い人の定義は何でしょう?
コナミスポーツクラブのアンケート「ゴルフが上手いな!と感じるのはどれくらいのスコアからですか?」の質問に対するアンケートの結果は、全国の会社員100人に対する全体の46%がスコアを100切る人のことを上手いと感じている結果が出ています。
※参照元コナミスポーツクラブ
また、アンケート結果からゴルフ経験のない人や周囲で見聞きしている人は、実際に活躍しているプロと比較するなど上手いの基準が少し高いと思えるスコアのようです。
少し高い目標であるスコア100切りを目指すには、自己流で猛練習しても上達スピードは上がりません。ゴルフを始めたばかりの初心者の時期こそ、ゴルフの基礎知識を得て正しいスイングを覚えることが上達への近道です。
初心者のためのスクール選び
初心者ゴルファーの上達への近道は、ゴルフコーチに習う事!
通う回数が多いほど上達が早くなります。
自分に合ったゴルフスクールを4つの基準を軸にチェックしていきましょう!
通いやすい場所にある
ゴルフを上達させるにはなんと言っても練習量がものを言います。
ライフスタイルに無理なく組み込めるように自宅や会社から近い場所を選びましょう。
インドア、屋外、2タイプのゴルフ練習場があるので最初は気軽に毎日通えるゴルフ練習場を何ヶ所か押さえておくといいでしょう。
グループレッスンか、個人レッスン
ゴルフスクールによってグループレッスンと個人レッスンがあります。
複数人を順番に見てくれるグループレッスンのメリットは料金の安さ。
個人レッスンはコーチが終始マンツーマンで対応してくれます。
1時間ほどのレッスンで手厚い指導が受けられるのは、最短距離でゴルフが上達すると言っても過言ではないでしょう。グループレッスンより料金は高めです。
コーチとの相性
どんなに人気のあるゴルフレッスンコーチでも自分と相性が合わなかったらゴルフレッスンに通うのが億劫になります。これでは上達から遠のいてしまいます。
コーチの説明の仕方や練習速度が自分に合っているか見極めましょう。
料金
毎月発生するゴルフレッスン代はあらかじめ予算を決めておくと良いです。月4回のレッスンでおよそ6,000円〜15,000円程で、個人レッスンはコーチによって値段設定が違います。
初回は入会金も必要になってくるので多めに準備しましょう。
自分にとって無理なく通える価格帯を選ぶことで持続性につながります。
レッスン毎ごとに目的を決める
スクールが決まったら、カリキュラムを確認しましょう。
おおよその初心者ゴルファーがグループレッスンを希望されます。
5名くらいの生徒のスイングをプロコーチが順番に見ていくスタイルが主流なので、
一人で打つ時間が多いです。
ただむやみやたらに打つのではなく、レッスンに目的を持って取り組むと良いでしょう。
グリップ
1球打つごとに、グリップを握り直すことが正しいスイング定着になります。
ボールを遠くへ飛ばしたいなら、グリップの握り方が肝になります。
初心者ゴルファーだからこそ、グリップを正しく握ることに時間を費やしても良いでしょう。
アドレス
正しいグリップの握り方を克服したら、次はアドレスに注目しましょう。
ボールを打つ前の姿勢、アドレスが決まればスイングが安定し、ボールもまっすぐ飛びます。
番手ごとに違ってくるスタンス(足を広げた時の幅)なども確認し、プロコーチに見てもらいましょう。
スイング
グリップとアドレスが決まったらスイング練習に入ります。
ボールを打つ前に素振り練習で正しいスイングを体に染み込ませます。
10回素振りして1球打つ。というように、1打を真剣に打つことは集中力も高まります。
ラウンドでも1打を丁寧に打つことでスコアアップになります。
練習を記録する
練習した内容を記録しておくと振り返りしやすいです。
記録を残しておくことで、これまで頑張ってきたことを可視化できます。
練習記録を残して、確実にステップアップしていきましょう
メモ帳に記録する
プロコーチから習ったことをメモしておくと学習定着につながります。
初めて聞く用語も多く出てくるかと思います。
その場で説明を聞けなかった時に、ワードをメモして後で調べることで次回のレッスンに役立ちます。
紙でもスマホアプリでも、自分に合ったメモ帳を見つけておく、さっと書き込めるスタイルを作る。
次回のレッスンにとても役立ちます。
動画を撮る
動画を撮って自分のスイングを振り返ることは、ゴルフが上達する上で一番の近道だと思っています。
なぜなら、人は7割が視覚優位であるからです。良い点と悪い点を動画を見て確認する。
これこそ時短で最速で自分のゴルフスイングが理解できるツールです。
自主練編 コツコツ日々の練習が上達の近道
ゴルフスクールのコーチに習ったスイングを定着させるために隙間時間で自主練に取り組みましょう。
グリップの握り方、フェースの向き、体の軸など考えることはたくさんありますが、
一つひとつの動作を丁寧に心がけることに注意して復習するとイメージがつかみやすいです。
自主練の効果とは?
初心者がゴルフレッスン後に復習する時間を設けることはとても大切です。
レッスンではゴルフコーチからアドバイスをもらいます。
そして、あまり間隔をあけずにアウトプット時間を確保しましょう。
正しいスイングが身につく
正しいスイングとは、軸を中心にした回転運動で遠心力が働き、その働きがクラブヘッドを加速させボールにヒットさせることです。
頭で理解し、どんな場面でもぶれないスイングを体に覚えさせましょう。
リズムとテンポを掴んで自分に合ったスイングを獲得できる
ゴルフはメンタルスポーツといわれるくらい、その時のメンタルがスコアに影響します。
ミスショットした次のショットでは、軌道修正が必要です。
安定したメンタルを持続させるために、スイングにおいて自分に合ったリズムとテンポを見つけましょうね。
リズムとテンポは一緒ではありません。
リズムは、2拍子、3拍子、4拍子といった拍子のことです。
テンポは、速さのことを言います。
一般的なゴルフスイングのリズムは3拍子か4拍子。テンポはアマチュアゴルファーの平均テンポ70〜82、プロゴルファー82〜90です。
数値が大きくなるほどテンポは早くなります。
初心者ゴルファーは60から始めて、自分のスイングに合ったテンポを体に染み込ませるとスイングに安定性が生まれます。
パターが正確に打てるようになる
簡単なようで意外と難しいのがパットです。パターは室内でも練習できる唯一のクラブです。
パッティング練習マットは5,000円ほどで購入できます。
毎日の練習でパッティングの精度が格段にあがります。
ゴルフレッスンで習ったパタークラブの構え方、振り方を思い出し正確に打つ練習を毎日行うといいでしょう。
練習スコアを付けることで上達を実感することができます。
例えば、パッティング10回中何回カップインしたか。など、数値化することで日々の練習のモチベーションが下がることはないでしょう。
スイングフォーム確認3選
自分のスイングを動画などで再確認するのも自主練で取り入れてほしい練習法です。
主なスイングフォームを3つ確認していきましょう。
アドレス
アドレスとは、スイングを始めるための構えのことです。
ゴルフスイングでアドレスが間違っていると正しいスイングを再現することが難しくなります。
アドレスは番手によって異なります。クラブが長くなるほどボールとの距離は長く、スタンス幅も広がります。
どの番手もボールの位置は、左脇前に固定です。
トップ
初心者ゴルファーで苦戦されていることも多いトップの作り方。
体格や柔軟性によって人それぞれです。
トップが決まればスイングでスムーズな切り返しができるので
理想的なスイングには欠かせない動きです。
インパクト
素振りでは滑らかなスイングができるのに、
実際にボールを打つと力みが出て、ダフったり、トップしたり…。
ミスショットする原因は腕の力でクラブを振ってしまうからです。
上半身はリラックス状態で、下半身を意識して上手く使うと
ボールに力が集まり遠くに飛ばすことができます。
自主練方法
いつでもどこでも思い立ったらゴルフスイング練習!
これでコツコツ毎日練習のハードルが下がりますよね。
自主練だからこそできる、自分ペースで振り返りの時間、室内でも素振り練習できる方法を教えます。
動画でスイングチェック
ゆっくりできる時間こそ、自分のスイング動画をチェックできる時です。
チェックするポイントを抑えて自分の得意不得意を見つけておくと、
ゴルフレッスンでコーチのとのコミュニケーションもスムーズになります。
1.アドレス(ボールを打つ時のスタートポジション)
チェックポイント☝️ グリップの持ち方、番手別スタンス幅、ボールとの距離
2.テイクバック→ 3.バックスイング→ 4.トップ
(クラブを後ろに引き、クラブヘッドを一番高い位置に持っていくまでの動き)
チェックポイント☝️ 上半身はリラックス、お腹に力を入れて下半身主導の動きに集中
5.ダウンスイング → 6.インパクト → 7.フォロースルー
(トップからクラブヘッドをボールにヒットさせてクラブを前方に押し出すまでの動き)
チェックポイント☝️ トップで下半身の抵抗を最大限に感じ、ボールを打とうと力まない。
8.フィニッシュ(ボールを打った後のポーズ)
チェックポイント☝️ 初心者ゴルファーはボールを打った後もボールを目で追わない。
チェックポイントを抑えて、不得意な動きを研究すると上達アップになりますよ
タオル素振り練習
室内でも思いっきりスイング練習したい方にぜひ試していただきたいのがタオル素振り練習。
少し長めのタオルの先を結んだものを使ってスイング練習をします。
スイング練習のやり方は以下の通りです。
- タオルの結び目を下にして持ち、トップの姿勢を作る。タオルの結び目を背中につける
- スイングする
- 最初においた背中にタオルの結び目が背中の同じ場所に戻す
- スイングをテンポ良く繰り返す
いつでもどこでも時間や場所を選ばず、お手軽練習方法のタオル素振りで美スイングを手に入れましょう。
パター練習
クラブを持って実践と変わらない練習ができるのがパッティング練習。
数メートル先にペットボトルなどをおいて、パットでボールを打って当てみましょう。
まっすぐ打っているつもりでも横にそれたり、最初はなかなか難しいです。
練習を積み重ねることで目に見えて上手くなっていきますので
モチベーションが下がらないこともパター練習の良いところです。
ラウンド編 少し上達したら本格コースで練習
打ちっぱなし練習場とスタジオレッスン場、どちらも平らな面からゴルフボールを打ちます。クラブのフェース面(ゴルフボールと接する面)にしっかり当たらなくてもボールはそれなりに飛んでくれます。しかし本格コースはラフ、フェアウェイ、バンカーなど様々な場所や状況からクラブでショットしなければなりません。打ちっぱなしゴルフ練習場の要領でスイングしてもうまく当たりません。ラウンドでプレーすることで、グンと上手くなりゴルフの腕をあげる事ができます。
ティーイングエリアは4種類
最初の1打を打つ場所は決まっています。それがティーイングエリア。ティーイングエリアには色の異なったマーカーが設置されています。
赤:レディースティ
ジュニア、レディース、ゴルフを始めたばかりの男性が使うこともあります。
金もしくは銀:フロントティ
飛距離に自信のない方、シニア層など
白:レギュラーティ
ゴルフ経験者の男性や飛距離に自信のある女性
青:バックティ
飛距離に自信のある男性。ゴルフ場によっては追加料金あり
自分の実力に合わせたエリアからスタートします。
初心者女性は赤色のレディースティからティーショットすると良いでしょう
ホールの種類
1コースになだらかなホールから傾斜のきついホールが18ホール作られています。1番〜9番ホールをアウトコース、10番〜18番ホールをインコースと言います。
ティショットする場所からカップのあるグリーンまでの距離が3種類に分けられています。
ショートホール(par3)
女性は210ヤード以下
ティーイングエリアからショットしてグリーンにのれば初心者でもパーでホールアウトが狙えます。
ミドルホール(par4)
女性は211〜400ヤード
18ホールのうち半分はミドルホール。2打でグリーンに乗せ、2パッドでカップインが目安です。
ロングホール(par5)
女性は410ヤード以上
距離が長く左右に曲っている設計になっていたり、地形に沿って様々なホールがあります。
飛距離の出ない初心者には苦手なホール。
フェアウェイを確実に前進することが良いスコアにつながります。
天候別に経験してみる
自然の中で行うのがゴルフ。晴れの日もあれば曇りや雨の日もあります。
雷雨にならない限り、雨の日もラウンドできます。
水を含んだコースの芝は晴天時のコンディションとはまた違います。
気候が暖かい時期にトライして慣れておくと良いでしょう。
晴れの日
自然の中でのナイスショットはゴルフ練習場とはまた違った爽快感があります。
晴れた日のラウンドは青い空の下で気分も上がります。
気候の良い4月、5月、11月はラウンドに最適な季節です
雨の日
水を含んだコースの芝は晴天時のコンディションとはまた違います。
気候が暖かい時期にトライして慣れておくと良いでしょう。
雨の日のメリットとしては、ゴルフ場利用者が格段に少ないこと。
初心者こそ、ゆっくりプレーできる絶好のチャンスです。
曇りの日
ゴルフ場で過ごしやすいのが曇り空の日ではないでしょうか。
太陽が燦々と降り注ぐ中でのプレーは、目には優しくありません。
雨も降らず、日差しもさしこまない曇り空は、初心者ゴルファーにとって適した天候かと思います。
まとめ
スクール選びのポイントは、練習場所、レッスン体制、相性、予算 この4つ。
ほとんどのスクールでは体験レッスンを行っているので、一度体験されてから入会すると良いでしょう。
レッスンで習ったスイングを定着させるためには毎日の自主練が必須。
手軽に簡単にどこでも出来るタオルで素振り練習を継続しましょう。
ラウンドの知識を増やし、天候も一通り経験しておくとスコアメイクしやすいです。
ゴルフは年を重ねても長く続けられるスポーツ。楽しみながら正しいスイングで地道な練習を重ねることが上達への近道です。
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